2016年6月4日土曜日

ROAD TO NEXT STAGE (定常経済社会への道)


当ブログでも何度か投稿しているが私は経済成長を前提とした社会システムは限界であり、これからは定常経済を前提とした社会システムに移行しなければならないと思っている。これは移行というより社会システムの次の段階へのステップアップだとも考えている。
そこで定常経済へのステップアップを ROAD TO NEXT STAGE(定常経済社会への道)として今後、書き続けたい。



定常経済社会とはどんな社会なのか?
自転車はスピードが出ていれば倒れない。しかしスピードが落ちるとフラフラとして安定しない。そして止まってしまえば足を付かない限り転倒する。経済成長を前提とした社会はこの自転車と同じである。現状はほぼ0成長なので経済成長社会ではフラフラしてあらゆる分野に支障が生じているのだ。
定常経済社会は経済成長がゼロの経済成長社会ではなく、成長の止まった状態が正常な状態の社会である。それには止まったままでも倒れない必要がある。
そこで補助輪を付けることが必要となる。
補助輪があれば安定して止まっていることが出来る。止まって周りをゆっくりと眺めながらいろいろなことを考えることができる。気が向いたらまた漕ぎ出してもいい。
この補助輪にあたるのが充実した社会保障だと考えている。
補助輪はスピードを出して走っている時は邪魔だ。
ようするに社会保障が不備でも成長さえしていれば誤魔化せる。経済成長は七難隠すのだ
そして明治から今までその理屈でやってきた。
しかし人口減少時代を迎えた日本にはペダルを力強く踏む力がない。どうしても補助輪が必要なのだ。

社会保障とは、生活上の問題(病気・けが・出産・障害・死亡・老化・失業など)を予防、救済して生活の安定のために社会が所得を保障(富の再分配)し、教育や医療、介護などのサービスを提供する制度だと考えている。


そしてこれらの社会保障を担うのは
  • 国、地方公共団体(公助)
  • 地域コミュニティ (共助)
  • 個人 (自助)
 の3つに分けることができる。

公助には資金として税金、保険料、寄付金、借金(国債)など、共助は奉仕活動、寄付金、自助は自己負担となるであろう。

まず公助の主要な財源である税金について考えたい。


ROAD TO NEXT STAGE(所得税から資産税へ)

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